2013年初めに読んだ6冊の本
2012年から読み始めていた本もありますが、6冊読んだので軽く感想をば。
ウェブはグループで進化する
ウェブはグループで進化する ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」
- 作者: ポール・アダムス,小林啓倫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 単行本
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これは、ソーシャル業界で働いている人は必読ですね。
ソーシャルネットワークに関する最新の知見を参照しつつ、サービス企画やマーケティングにどう使えばいいかというアドバイスまで書いてあります。
ただ、読んだ内容をすぐに活かせるかと問われると難しいというのが正直な感想で、この本からソーシャルに関する何かをやる際のチェックリストをつくれるといいのかもしれません。
15付箋(本の中の15箇所に付箋を貼ったの意)
サイバーエージェント流 成長するしかけ
- 作者: 曽山哲人,藤田晋
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分はデザインに興味があってWebサービスをつくったりしてますが、組織をデザインの対象としてみたときに、どのような仕掛けがあるとよいのかなと思い、読んでみました。
会社から2駅以内だと家賃補助が出る制度はちょっと有名ですが、それ以外にも色々と考えられていておもしろかったです。
たぶん人事の人向けの本だと思うのですが、組織の一員として誰が読んでもおもしろいのではないかと。
24付箋
独創はひらめかない 「素人発想、玄人実行」の法則
- 作者: 金出武雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者が世界的に活躍するロボット研究者ということで、研究の考え方で「あーたしかに」と思うような箇所がけっこうありました。
個人的には読んでてそこまでおもしろくなかったのですが、研究について考えている学部や修士の学生におすすめです。
19付箋(おもしろくなかったと言いつつ随所に参考になる要素がありました)
君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2012/12/01
- メディア: 単行本
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ふつーに日本に暮らしていたのでは得られないグローバルな視点を得るという意味で良い本でした。
この本にも書いてあったのですが、今回もうちょっと古典を読めばよかったなあと反省してます。
10付箋
ファシリテーション・グラフィック
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)
- 作者: 堀公俊,加藤彰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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ファシリテーションに役立つ技術やツールの使い方が網羅的に書いてあってとても良い本です。
読んだからといってすぐファシリテーションが上手くなるわけではないですが、これを読んで実践するのと読まないで実践するのとでは成長速度にけっこう差が出そう。
17付箋
Webサービスのつくり方
Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)
- 作者: 和田裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/20
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Webサービスをつくる上で知っておいたほうがいいことが、企画から設計・開発、さらにはプロモーションや運用までひととおり書かれた本。
Webサービスをつくるのって、本当にいろいろな知識が必要となるので、もっと早くこの本を読めてたら、頼りになる地図として使えたなーと思いました。
12付箋
おわりに
tumblrでみつけた
飯田 自己啓発本については、経済評論家の山崎元さんが面白いことを言っています。「自己啓発本はユンケルのような栄養ドリンクだと思えばいい。値段もだいたい700円から1,000円台と栄養ドリンク並みで、読んでいる2~3時間はやはりちょっとテンションが上がるんで、栄養ドリンクくらいの効果はあるよ」って。
海老原 天才的ですね。言い得て妙ですな。
常見 自己啓発本って、買うのは3冊ぐらいでいいんです。漆原直行さんという人が分析しているんですが、すべての自己啓発本は3つの種本というか、ネタもとに行き着くそうです。
一つはナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』、二番目はデール・カーネギーの『人を動かす』、三番目がスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』、これだけです。
海老原嗣生さんと語る「30歳の転職相談」 【第1回】「世間のキャリア論も社畜論も間違いだらけです」 | 飯田泰之X常見陽平「饒舌大陸」 | 現代ビジネス [講談社]
たくさん読めばいいというものではありませんね。まあ、たまにはいっか。